AV女優になるとプロダクションから、パブ規制に関する説明を受けます。パブはパブリシティ(宣伝)の略であり、パブ規制とは出演するAVをどこまで宣伝するのかを決めるためのものです。
パブの範囲によって給料や顔バレする確率が変わってきます。
そのため、これからAVに出演する女性は、きちんと理解した上でパブ規制について判断すべきでしょう。
▽この記事でわかること
AVで使われるパブリシティの内容
パブリシティの範囲を決める際、規制をかけることを『閉じる』と呼び、規制をかけず広告を出すことを『開く』と呼びます。
女優さんによって、『閉じる』メディア、『閉じない』メディアは変わってきますが、一切制限しないことを『全開』と呼びます。
ではパブリシティの対象となるメディアにはどういったものがあるのでしょうか?
テレビ
まずはテレビです。テレビは地上波と、BS、CSなどケーブル放送に、分けることができます。地上波のテレビは、最も顔バレする確率が高いので、地上波に出る女優さんは、事実上、『全開』と言えるでしょう。
対してBSやスカパー放送は、視聴者の数が限られてくるので、地上波と比べるとバレる確率が低くなります。
そのため大半の女優さんは地上波を規制しますが、BSやスカパーなどケーブル放送は、一定数の女優さんが規制しません。
雑誌類
雑誌類に関しては、大きく分けて
- スポーツ新聞
- 週刊誌
- 風俗誌
- 成年誌
に分類できます。
風俗誌は比較的、顔バレしづらいと言われていますが、同じ類の雑誌でも知名度、読者の層が異なるので、顔バレを気にする女性はその点にも配慮すべきでしょう。
また書店よりコンビニの方が、店舗数が多いのでバレのリスクが高くなります。
店頭に自身が映っている表紙が並ぶため、成年誌への掲載を断る女優さんも少なくありません。
AV女優はどこまでパブ規制すれば良いの?
宣伝をする以上、多少なりとも顔バレのリスクが伴います。
有名になりたい女性は全開にすべき
ですが1回の出演で100万円以上、稼げるようなトップレベルのAV女優になりたい場合は、パブリシティは全開にすべきでしょう。
周囲が利用しそうなパブリシティを制限する
また、そうでない女性は、雑誌、新聞、テレビ放送の種類を細く制限できるので、自身に合った形でパブ規制することをオススメします。例えば父親や職場の上司に中高年層が含まれている場合は、スポーツ新聞を制限すると良いでしょう。
その世代の人からの顔バレを防ぎやすくなります。
パブ規制を利用するには?
ではパブ規制を利用するには、どうすれば良いのでしょうか?一般的にはプロダクションの面接や所属する際に、スタッフからパブリシティに関する説明があるので、その際に相談すると良いでしょう。
バレを防ぎたい女性は企画作品へ出演する
また、極力、顔バレのリスクを防ぎたい女性は、企画作品へ出演することをオススメします。複数の女優さんと共演するのでパッケージで目立つ必要もなく、大々的に宣伝されないからです。
AV女優がパブ規制する上で気をつけるべき点
最後にパブ規制を設定する際の注意点を紹介します。
規制が多くなるほどオファーの条件が悪くなる
まずパブリシティは制限しない方が、仕事のオファーが来やすくなります。オファーをするメーカーにとっても、仕事を頼みやすいからです。
当然、パブリシティが全開に近くなるほど、出演するAVの売上も見込めるので、ギャラは高くなりやすくなります。
インターネットにおける規制が弱い
また近年、インターネットでAVを見る視聴者が増えてきております。市場が大きいため、ほとんどのメーカーがDMMのようなECサイトへAVを流通されます。
しかしオフラインと比べ、ネット上におけるパブリシティの規制があまり行われていないの現状です。