外国籍の女性(外国人)が、AV女優になることはできるのでしょうか?多くの風俗店やAVプロダクションでは、日本国籍の女性を対象にAV女優の求人を募集しております。
このページでは、外国人(外国籍の女性)がAV女優になる条件や、ハーフなど親が外国人だけど日本生まれの女性の国籍がどうなっているのかなどを紹介します。
▽この記事でわかること
外国人(外国籍の方)がAV女優になる法的条件とは?
法律では、原則、外国籍の女性は風俗営業の店で働くことはできません。
ですが以下の在留資格を所有している場合のみ、外国籍の女性でも日本の風俗営業のお店で(つまりはAV女優として)働くことは可能です。
- 『永住者・特別永住者』
- 『定住者』
- 『日本人の配偶者』
- 『日本永住者の配偶者』
これからの資格を所有していると、法的には日本人と同様に扱われます。
現実は日本国籍の女性しか採用されない傾向にある
しかし、現実には外国籍の女性はAVプロダクションでは採用されないでしょう。従業員を雇う全ての事業者は、行政に自社の従業員の雇用状況を伝えるための従業員名簿を提出しなければなりません。
AV女優は業務委託契約であるためプロダクションと雇用契約は結びませんが、風俗営業では業務に関わる女の子の雇用状況を名簿に載せる義務があります。
従業員名簿には、国籍、本籍などの情報を含めなければならず、警察から要求があれば開示しなければなりません。
名簿に外国籍の女性の情報が載っていると、警察に『何か違法なことをしているのでは?』と怪しまれる可能性があるため、プロダクションも外国人女性を採用するようなリスクを負いたくないのです。
親が外国人だけど日本生まれの女性はどうなるの?
昔と比べハーフの女性が出演するAVは増えましたが、親が外国人だけど生まれ育ちが日本の女性は、国籍がどうなっているのでしょうか?
母親が日本人、父親が外国人の場合
まず日本の国籍法は、生まれた土地を重視する出生地主義ではなく、親族の血縁関係を重視する血統主義です。そのため日本国籍であるためには、両親のどちらかが日本人の必要があります。
そして父親が外国人でも母親が日本人の場合は、両親が結婚していなくても日本国籍を取得できます。日本人の母親から生まれた以上、日本人の血を引いていることは明確だからです。
父親が日本人、母親が外国人の場合
反対に父親が日本人だけど母親が外国人の場合は、日本国籍を取得するためには、父親が法律上の父親である必要があり、両者が結婚していなければなりません。
もし結婚していない場合は、父親が自身の子供であることを法的に認めれば、日本国籍が認められます(※子供の年齢が20歳未満までに限定されます)。
両親が不明(無国籍)の場合
両親の所在が不明、つまりは無国籍の方の場合は、法律上、日本国籍が与えられるそうです。
二重国籍の場合どうすれば良いの?
血縁上は日本人でも、アメリカなど生地主義の国で生まれ育った場合、日本だけでなく生まれ育った国の国籍を取得できます。
22歳までに国籍を選択しなければならない
この場合、二重国籍になりますが、日本の法律では二重国籍は認めておらず、22歳までにどちらかの国籍を選択しなければなりません。
出生から3ヶ月以内に国籍留保の手続きが必要になる
また、22歳までの間、国籍を決めず二重国籍でいるためには、出生から3ヶ月以内に、在外公館または本籍地を管轄する自治体へ、国籍留保の届けを提出する必要があります。
もしこの手続きを怠ると、出生時までさかのぼって日本国籍を失うことになります。