一昔前まで、外国籍の女性(外国人)が風俗は少なくありませんでした。一部の層から外国人の風俗は人気がありましたが、警察から摘発されて廃業になったため、今ではほとんど見ません。
『外国人の風俗=違法性が高い』というイメージがありますが、外国人女性は日本の風俗では働けないのでしょうか?
▽この記事でわかること
合法的に外国人(外国籍の方)の女性が風俗で働ける条件とは
まず基本的に、日本国籍のない女性は日本の風俗では働けません。
日本国籍のない女性を風俗店で働かせること自体が風営法に反しており、もし働かせた場合、お店が警察から摘発されてしまいます。
しかし、
- 永住者・特別永住者
- 定住者
- 日本人の配偶者
- 日本の永住資格のある方の配偶者
などの在留資格のある女性に関しては日本国籍がなくても雇用することは法律で認められています。
現実には外国籍の女性は風俗で採用されるの?
つまりは、これらの在留資格があれば外国籍の女性でも、風俗で働けるということになりますが、現実問題、多くの風俗店は外国籍の女性を採用しません。
風俗店は、働く女の子の国籍や戸籍など雇用状況を載せた従業員名簿を作成しなければならず、警察へ開示する義務があります。
外国籍の女性が含まれていれば警察から怪しまれるかもしれないので、そう言ったリスクは負わないでしょう。
中でもソープランドは慎重である
風俗店の中でも、ソープランドは外国籍の女性の採用が厳しいと言われています。そもそも法的にグレーな営業形態を取っているので、不要なリスクは避けたいからです。
ハーフやクオーターなど親が外国人でも日本生まれの女性はどうなる?
ではハーフやクオーターなど親が外国人だけど日本で生まれ育った女性は、風俗で働けるのでしょうか?これは国籍がどこにあるかに寄ります。
母親が日本人、父親が外国人の場合
まず、日本では、アメリカのような生まれた場所で国籍を決める出生地主義ではなく、親族との血縁関係を元に国籍を決めます(血統主義)。
そのため両親のどちらかが日本人であれば、日本国籍が取れるように思えますが、母親が日本人の場合は、両親の婚姻関係に関わらず取得できます。
父親が日本人、母親が外国人の場合
しかし、父親が日本人の場合は、父親が法的に日本人でなければ日本国籍が認められません。
母親が日本人の場合、生まれてくる子供は日本の血統が明らかですが、父親の場合、本当にその父親の子供なのかが明らかではないからです。
そのため父親が日本人の場合は、『両者が結婚している』か、または『父方が子供の父親であることを認めている』場合に、日本国籍が取得できます。
両親が不明の場合
中には実の両親の行方が分からないまま、日本で育った子もいるでしょう。この場合、無国籍ということになるため、日本国籍が付与されます。
二重国籍でも風俗で働けるの?
ハーフの方の中には、日本親ではない親の祖国の国籍(外国籍)が取れる方もいます。また、純血の日本人だけど、アメリカのような生地主義の国で生まれ育った方も同様です。
この場合、二重国籍を取得できますが、日本では22歳までにどちらかの国籍を選ばなければなりません。また、出生から3ヶ月以内に、在外公館か本籍地管轄の自治体で、国籍留保の届けを提出しなければ、日本国籍を失います。
外国籍の女性が働ける店舗は危ない!
ハーフの方でも日本国籍が証明できれば、風俗店で働くことは可能です。法的には外国籍でも、在留資格が証明できれば働くことはできますが、本文でお伝えした通り、採用されづらいでしょう。
中には外国籍の女性を採用するお店もあるかもしれません。ですが警察に摘発されるかもしれないリスクを冒してまで、外国人を採用するお店は、コンプライアンス意識の低いお店の可能性が高いです。
そのため外国籍の女性が働くことができる店舗で、働くことはオススメしません。