風俗嬢にとって昼職へ転職するのは簡単ではありません。風俗で働いていた期間、職務経歴書に書けることがなく空白になってしまうので、最初からハンデを負うからです。
また就職できても『フルタイムで働くのが体力的、精神的にきつい』、『給料が安くてやってられない』などを理由に、長続きせず風俗に戻ってくる女性は少なくありません。
この記事では、風俗嬢が昼職へ無事、転職するために必要なことを紹介します。
▽この記事でわかること
風俗嬢は転職先として経験または興味ある仕事を選ぶ
昼職と掛け持ちしている女性を除いて、風俗で働いていた間は、一般職におけるキャリアはストップします。当然、他の同年代の方と比べて能力が劣るので、転職しても追いつくのに苦労するでしょう。
そのため、なるべく過去に経験のある仕事かまたは興味ある仕事を選択することをオススメします。未経験の職種よりは経験がある方が追いつくのが楽ですし、興味ある分野であればモチベーションも持続しやすいです。
また、採用がなかなか決まらないと言った事態に陥りにくくなります。
スキルがない場合は人手不足の職業・業種を選ぶ
しかし風俗嬢の中には、簡単なアルバイト以外、仕事したことない女性も少なくありません。そう言った女性の場合は、介護や販売、飲食、営業、接客など人手不足の業種を選びましょう。
人手不足の業界は、未経験でも募集しているので採用が決まりやすい傾向にあります。また、未経験者が多いので周りと比べて仕事ができないと言ったコンプレックスを感じなくて済みます。
風俗嬢の転職活動で履歴書を作成するコツ
風俗嬢としての経歴は履歴書に記載するわけにもいきません。
この間、他で仕事していなければ、無職ということになりますが、無職の期間が長いと『ちゃんと仕事してくれるのかな?』と採用側も不安になります。
そのため、この空白の期間を払拭できるよう履歴書の内容は工夫すべきです。
職務経歴欄
応募先の企業と近い職種または業種を記載する
もし応募先の企業の業務内容と近い仕事を経験している場合は、職務経歴の欄にその仕事について記載してください。無職の期間があっても、実務経験を評価してもらえる可能性があるからです。
前職の退職日をずらす
また、職務経歴書に記載する前職の退職日は、実際の年月日より遅く記載することで、無職の期間が短くなります。
【例】
・現実
2016年 | 12月 | 〇〇株式会社 退職 |
・改ざん後
2017年 | 6月 | 〇〇株式会社 退職 |
モラルとうい点で推奨できませんが、規模の小さい会社は応募者の過去の経歴を細かく調査しないので、意外に効果的な手段です。
自己PR・志望動機
趣味または特技、参加したことのあるクラブ活動またはボランティア活動など、自身の身の回りで応募先の企業の業務内容と関係のありそうなものがあれば、自己PRや志望動機にどんどん書きましょう。
その上で、自身の経験が応募先の会社の仕事でどのように活かせるのかを書くと、採用側に評価してもらいやすくなります。
また、志望動機には自分がどうしてその仕事、業界に興味あるのかを書くと良いです。多くの企業はやる気のある従業員を採用したいと思っているので、熱意が伝えられると印象に残ります。
空白期間について面接官に質問されたらどうすれば良い?
職務経歴書に前職から今に至るまで空白の期間があれば、面接官から何をしていたのか質問されるでしょう。聞かれた時に備えて、口実を考えておくべきです。
空白期間があっても使える口実内容として以下のものを参考にしてください。
- 病気の療養をしていた
- 家族の介護をしていた
↑すでに落ち着いてきていることを伝える
- 資格取得のための勉強をしていた
- 実家や知り合いの店の手伝いをしていた
就職が辛いと感じる風俗嬢はどうすれば良いの?
冒頭でお伝えした通り就職が決まっても、精神的、体力的にきつくて風俗に戻る女性は少なくありません。
パートタイムで徐々に慣らしていく
そのようなブランクを埋めるためにもいきなりフルタイムで働くのではなく、少しずつ昼職の感覚を戻すためにパートタイムから始めることをオススメします。
生活費をカバーできないと良くないので、お店のスタッフと相談しながら風俗のシフトを減らしながら、パートタイムの時間を徐々にフルタイムに近づけていくと良いでしょう。
もしどうしても上手くいかない場合は生活保護も検討しよう
中には上手く昼職へ移れない女性もいるでしょう。
風俗で働く女性の中には、『風俗から足を洗いたいのに洗えない』、『お金や気持ちに余裕がないから社会復帰できない』といった女性も見かけます。
もしどうしても上手くいかなった場合、最悪、生活保護のようなセーフティネットもあるので、行政機関を頼りましょう。
パートタイムで働きながら保護費を受給することもできる(※給料分、保護費は天引きされます)ので、まずは社会復帰に向けて精神的そして経済的な準備を整えることが先決です。